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阿賀野市(旧水原町)に住んで29年になりますが、言葉として聞いていた標記「越後七不思議」を一回も訪れたことがありませんでした。阿賀野市には七不思議のうち3つがありますが、今回は旧京ヶ瀬村にある梅護寺に行ってきました。
4月上旬に珠数掛桜を見に行きましたが、まだ開花していなくて代わりに八房の梅が咲いていました。白い花がとてもきれいでした。それから桜の開花状況を3〜4回チェックし連休始めに丁度満開となりました。八重桜より更に遅い開花です。
この際なので、越後七不思議について調べてみたので紹介したいと思います。
親鸞聖人が越後に流刑となり、各地で説法に努められた際、幾多の不思議な出来事が起こったと言われています。これが親鸞聖人の「越後七不思議」と珍重されたということです。
逆さ竹(新潟市中央区鳥屋野3丁目 西方寺)
枝が下向きに生える枝垂れタケ。親鸞聖人が竹杖を逆さに土に挿したものに根が生えたと伝えられる。
焼鮒(新潟市西区山田 山王神社)
親鸞聖人が流罪を許され当地を去る際、別れの酒宴が催され焼いたフナが用意された。「わが真宗の御法、仏意にかない、念仏往生間違いなくんば、この鮒必ず生き返るべし」と唱えてから池に放したところ、生き返り泳ぎだしたと伝えられる。
一つの花に八つの実がなる八重咲きのウメ。「弥陀の本願を信じまいらせ浄土往生疑いなくば、この漬けたる梅より芽を生じ、花一輪に八つの実を結んで末代まで茂り栄え、凡夫往生の証拠となるべし」と唱え塩漬けのウメを植えたもの。
花が房のように長く垂れ下がって咲くサクラ。「私の教えに誤りがなければ、この桜は珠数のようになるだろう。」と言われ、その桜は親鸞聖人の言葉通り珠数のような花房付けるようになったと言い伝えられている。
一年に三度花が咲き、実がなるというクリ。「わが勧むる弥陀の本願、末世に繁盛いたすならば、この栗ここに根芽を生じ、一年に三度花咲き実るであろう」と言われ、親鸞聖人が植えた焼き栗から育ったと伝えられている。
繋ぎ榧(つなぎガヤ 田上町 了玄寺)
糸を通したような穴のある実のなるカヤの木。親鸞聖人が植えた食膳のカヤの実から育ったと伝えられる。
片葉の芦(上越市五智六丁目 居多神社)
葉が片側一方向にだけ伸びるアシ。親鸞聖人が神社に参詣し念じたところ、池に生えるアシが一夜にして片葉になったと伝えられる。
今度、孝順寺をこのことを意識しながら訪れてみたいと思います。
渋滞もない私の連休でした。
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